| 私は ソーディアンマスターのくせに私たちを裏切った 「アイツ」におじいちゃんを殺されました その日からずっと思っていたんです アイツが……リオン・マグナスがいなければ 私のおじいちゃんは助かっていたと…… 私はグレバムの乱の時 実は 一番年が近かったリオンさんに親近感を覚えていました ウッドロウさまは一緒にいることも多かったけど それでも8歳も離れていたし グレバムを追う旅を始めるにつれ 私以外の旅の皆さんと話しているウッドロウさまを見て 私が一番親近感を感じているのはリオンさんだと気づいたんです リオンさんはあまり誰とも喋らず一人で黙々と歩いていることが多かったから 私も そう言うことが今まで多かったから 私もリオンさんの様に孤独を感じていたこともありました おじいちゃんがずっとウッドロウさまに弓を教えていた時 私は一人でずっと小屋にいたのですから 誰もいないし 何もない場所で 小さい時から……ずっと…… だから正直行ってしまえば支えが欲しかったんです 両親はすでになくなっていたから すがることもできないし 私が良家の娘だったから殺されたとずっと思っていたんです そしてウッドロウさまとおじいちゃん以外の人には 私は心を閉ざしました どれだけ笑顔で話したとしても 本当に笑顔だったことはほとんどなかったです またリオンさんはマリアンさんという女性にすがっていたことを知りました あなたも私に似てマリアンさん以外の人には 心を閉ざしていましたね 海底洞窟で聞いた話なのですが リオンさんは親がヒューゴしかおらず 彼はリオンさんのことを息子と思っていなかったそうなんです 母親はすでになくなっていたこともあり 自立心が強かったあなたを見て 私もあこがれていました でも同時にあなたが心をマリアン以外の前で閉ざすことも 気づきました あなたが一人で生きていくことを決めたから だと気づけました 気づくことが 遅かったんですね もっと前に気づいていたら 何か変わっていたかも知れません その時私は初めて 自分が14歳だったことを呪いました 他の方達はもっと大人だったけれど 自分だけ子供でそんなことも気づけないことを 呪いました 思えば 私とリオンさんは似ていたんです でもどこか違っていました それは 「愛」と「血縁関係」の違いかも知れませんし 男女の違いかも知れません でも私だっておじいちゃんが亡くなった時悲しまなかったんですから リオンさんだってきっと大丈夫だっただろうって気づいたんです あ、でもリオンさんはマリアンさんのことを愛していたのですから 泣いたかも知れませんね でもそれに気づいた時には もう 遅かった 私は リオンさんを助けて リオンさんの 心の支えとして 生きていきたかった おじいちゃんや ウッドロウさまがそうやって 私を支えてくれたように 私も同じコトをリオンさんにしたかった 親近感を一番感じていた あなたになら きっと…… 私が リオンさんを殺したんだ 最近になってはそう思うようにまでなってきました 思えば私は 年が二つしか離れていなかったけれど とても大人びていてウッドロウさまやマリーさん、フィリアさんのように落ち着いていた あなたが好きだったのかも知れません あなたと私を重ねていたのかも知れません もうあの騒乱から3年も立ったのですから 今となってはそこまでの思いや感情までは覚えていませんが あの日あの時あなたがしたこと すべてが間違っていたと 世界中の人が言ったとしても 私はあなたが間違っていたとは思いません あなたを呪うこともしません でも逆にグレバムの乱のことで あなたを褒め称えることもしません あなたはマリアンさんを思い マリアンさんのために戦った そんなあなたを責める理由は どこにもない あなたは愛のために戦い 負けて 死んだのだから 私も あなたのことを いつまでも引きずらず 前を向いて 生きていきます あ、こんなコトを言ったらリオンさんが怒るかも知れないですけど、、、 私は 皮肉を言うリオンさんも 優しいリオンさんも すべてが大好きでしたよ 未だ子供な私がこんなことを言ったらカッコつけかも知れませんが…… 正直リオンさんには強い愛情を抱いていたんですよ♪ それだけは一生変わりませんから 私が信じたリオンさん、 あなたも私の言葉を信じて下さい…… それが唯一の私に対する 慈悲ですから♪ |